News ユーザーレポート:16 年以上前からBystronic 製機械を愛用(コンフォート社)
暑さの厳しい 8 月、農機製造会社コンフォート社の創立者であるヤン・クバツキ氏とBystronic のセールスマン、クシシュトフ・トマシェフスキが、昔からの友人のように打ち解けた雰囲気で話し合いながら同社の新しい工場の廊下を歩いていました。
同社の所有する中で最も大型のレーザ加工機はBySprint Fiber 6225です。クバツキ氏は、「今では当社は最長 6.5 メートルの材料を加工できます。」と話しています。高出力なファイバーレーザは強度のステンレス鋼、黒色鋼、アルミニウム、真鍮あるいは青銅など異なる種々の材料を希望の形状に仕上げます。新規ジョブのプログラムは同社の担当者が作成しますが、その際にはバイストロニックのCADソフトウェアである BySoft がサポートします。
「新たな時代」
視察の最後にBystronic の BySprint 3015 の前に立った両名の顔には感慨深い表情が浮かんでいます。工場内に設置されたこの CO₂(炭酸ガス)レーザ加工機は、最大 3 メートルの材料を加工でき、同社が最初に導入したバイストロニック社の機械です。この機械は16 年以上も前からほぼ毎日現役で今でも稼働しています。
「この機械の稼働時間は 既に114,000 時間を超えていますが、今でも完全に機能しています。」Bystronicのトマシェフスキは、セールス担当として当初から同社社長に多岐にわたるアドバイスを提供してきました。最終的にテーラーメイドのオートメーションリューション提案についてメリットを理解いただき同機の導入に至りました。クバツキ氏は当時を次のように振り返っています。「数十万ユーロの大きな投資です。十分な検討と企業家としての幾分かの勇気も必要でした。しかし当時の決断は正しかった。レーザ加工機とともに、私たちの会社では新しい時代が始まったのです。」
レーザ加工機BySprint 3015 は、1台で従来式の油圧加工機5 台分にとって代わりました。かつては オペレーターは5 人必要でしたが、今では1 人で操作と同時に複数の機械のプロセスをモニタリングすることもできます。タッチスクリーンを何回かクリックするだけでそれぞれのジョブを操作できるます。さらに以前の機械とは異なり手動での後処理は不要で、最終製品であるブレーキディスクやクラッチディスクは、最初の 1 個目から求める品質に加工できます。
Bystronic が発行する社外誌「World Magazine 3.20(英語)」には本記事の全文が掲載されています。