News 小さいスペースで高い機能性

より小型の Xpert 40 はすでに市場で成功を収めていましたが、新しい Xpert 80 の導入により、Bystronic は移動式プレスブレーキのコンセプトをさらに推し進めました。製品マネージャー Karsten Trautvetter（カルステン・トラウトヴェター）は述べます：«Xpert 40 が大成功を収めたことで、多くのユーザーが迅速なだけでなく移動可能な曲げ加工システムを曲げ加工に求めていることが分かりました。»

Bystronic は Xpert 80 により、ほとんどすべての製造環境に適合するコンパクトで迅速なプレスブレーキを提供します。Xpert 80 の可動性には大型のプレスブレーキと比較して本質的利点があります。大型の曲げ加工ステーションは製造段階で固定して設置する必要があり、構造上大きなスペースを占めます。これがユーザーがジョブを絶えず交互に製造しようとすることを制限します。

高精度な移動式プレスブレーキ

Xpert 80 は最大限の柔軟性を発揮します。機械はコンパクトな設計のため、移動して設置することができます。この機械はジョブロットが変動し、曲げ加工部品が著しく異なる下請け生産でも、同じ部品の製造が繰り返される大量生産でもユーザーを柔軟にサポートします。さらに、Xpert 80 はたとえば今日レーザの横に配置して、明日は大量生産のためにその他のプレスブレーキと一緒に並べて使用することもできます。

より小型の Xpert 40 と比べて重要な点として、Xpert 80 はより多くの曲げ長さとより多くのプレス能力を提供します。これにより、用途が増えます。約 1.5 メートルの曲げ長さにおいて Xpert 80 は 80 トンのプレス能力を発揮します。この場合、機械の設置面積は 3 平方メートル未満です。さらに、1 秒あたり最大 25 ミリメートルの高速の曲げ加工速度を発揮します。

設置スペースに制約がある場合およびロットサイズが変動する場合に最適

複雑な曲げ加工部品の場合はユーザーは約 1.5 メートルの曲げ長さにおいて、より多くの曲げ加工ステーションを調整することができます。これは大量生産を容易にし、特定の曲げ加工シーケンスでは変更の手間を軽減します。«多くのユーザーはいわゆるキット曲げ加工を使用して製造しています»と Karsten Trautvetter（カルステン・トラウトヴェター）は述べます。この場合、最終製品に必要なすべての部品は大量生産、つまりひとつの曲げ加工ジョブで曲げ加工されます。その際、プレスブレーキの曲げ長さにおける複数の曲げ加工ステーションの調整が特に役立ちます。

Xpert 80 の人間工学に基づく形状は、オペレーターと機械との相互作用を容易にします。下方側面の引出しは曲げ工具と装備の収納スペースを提供します。これで、すべての工具はすぐ手に届く範囲にあります。自動クランプシステムが機械への工具装着を簡単なものにしています。工具を固定すれば、それで装着作業は完了です。前面の高さ調節可能な折り畳みテーブルは作業用補助具や保管スペースとして利用することができます。